「生臭くない卵」とは何か。卵の臭みの正体を、卵屋が解説します。
投稿日: 2026年05月06日

「生卵が、ちょっと苦手で」
そう話す方に、何度も会ってきました。
聞いてみると、理由はだいたい同じです。
「生臭いのが、無理で」
たしかに、生卵の独特の匂い。あの匂いが苦手で、卵かけご飯やすき焼きを敬遠している方は、少なくありません。
でも、ちょっと待ってください。
その「生臭さ」、卵そのものの匂いだと思っていませんか?
実は、違うんです。
20年間、卵を作り続けてきた卵屋として、今日はその話をさせてください。
そもそも、卵は「生臭くない」ものです

意外に思われるかもしれませんが、本来、卵には生臭さはありません。
新鮮な卵を、健康な鶏が産んだとき、その卵はほぼ無臭か、ごくわずかな優しい香りしかしないんです。
スーパーでよく売られている卵に感じる、あの独特の匂い。あれは、卵そのものの匂いではなく、鶏が食べてきたエサの影響で生まれているものなんです。
つまり、卵の匂いの正体は、「鶏が、何を食べて育ったか」なんです。
動物性のエサが、卵の匂いに影響します

鶏のエサには、大きく分けて2種類あります。
動物性のエサ:魚粉や、肉骨粉など、動物由来の原料を含むもの
植物性のエサ:穀物・豆類・茶葉・海藻など、植物由来の原料だけで作るもの
卵の匂いに影響を与えるのは、動物性のエサです。
特に魚粉は、安価で栄養価が高く、たくさんの鶏のエサに使われています。鶏の成長にも、卵を産む量にも、効率がいい。だから、多くの養鶏場で当たり前のように使われてきました。
ただ、魚粉を食べた鶏が産む卵には、独特の匂いが残りやすい。
これが、「生臭い卵」の正体です。
私たちは、植物性のエサだけを選びました

コロンブスの茶卵を育てるエサには、動物性原料を一切使っていません。
すべて、植物性です。
主役は、高知県産の茶葉。海藻、有効微生物、遺伝子組み換えではないトウモロコシ。これらを独自にブレンドした、専用のエサで鶏を育てています。
なぜ、ここまでこだわったのか。
きっかけは、約20年前。あるお客さまから「卵にこだわって、子どもにも安心して食べさせられる卵を作ってほしい」という声をいただいたことでした。
その声に応えるには、エサから見直すしかなかった。
動物性原料を一切使わない。安易な道は、選ばない。
20年かけて、辿り着いたのが、今のコロンブスの茶卵です。
「生臭くない」だけじゃない、もう一つの違い

植物性のエサで育てると、卵にもう一つの変化が生まれます。
鶏が、元気になります。
特に、私たちが使っている茶葉。茶葉に含まれる成分が、鶏の腸内環境を整えてくれるんです。
腸が整うと、鶏は健康になります。健康な鶏は、ストレスを抱えず、のびのびと過ごす。そして、健康な鶏からは、美味しい卵が生まれます。
エサの匂いが残らない。健康な鶏から、健康な卵が生まれる。
この二つが揃ったとき、はじめて「生臭くない卵」ができあがります。
さらに、四万十川の地下水で

卵の質を決めるのは、エサだけではありません。
実は、卵の90%近くは水分です。
つまり、鶏が飲む水の質が、そのまま卵の質を決めるということ。
私たちは、四万十川の地下水を汲み上げて、磁気化水装置を通したまろやかな水を、鶏たちに飲ませています。
四万十川といえば、最後の清流。
その地下水で育った鶏が産む卵は、エサの工夫だけでは到達できない、もう一段上の透明感を持っています。
一度、割って嗅いでみてください

説明するより、体験してもらう方が早いです。
コロンブスの茶卵を、ぜひ一度、割って嗅いでみてください。
ボウルに落とした瞬間、卵白の透明感に驚くはずです。にごりがなく、まるで澄んだ水のよう。
そして、香り。
普段の卵と並べてみると、違いがはっきりわかります。
ツンとくる匂いがない。動物的な匂いもない。代わりに、ほんのりと優しい、卵そのものの香りだけがあります。
これが、植物性のエサで育てた卵の、本来の姿です。
卵が苦手だった人に、もう一度
「生卵が苦手」と話していた方が、コロンブスの茶卵を食べて、驚かれることがあります。
「これなら、食べられる」
「卵かけご飯、久しぶりに美味しいと思った」
そういう声を、何度もいただいてきました。
卵が苦手だったのは、卵嫌いだったからではなく、生臭い卵に出会い続けてきただけだった。本物の卵に出会えていなかっただけだった。
そう気づく瞬間が、私たちにとっても、一番嬉しい瞬間です。
もし、あなたや、あなたの大切な人が、卵を敬遠しているなら。
一度だけ、コロンブスの茶卵を試してみてほしいんです。
きっと、卵への印象が、変わります。
「いつも食卓が、笑顔でありますように」
私たちが20年間、変わらず大切にしてきた言葉です。
卵が苦手で、家族と一緒に食べられなかった。そんな小さな寂しさが、家庭の中にあるかもしれません。
その寂しさを、本物の卵で、解いていきたい。
私たちの仕事は、ただ卵を売ることじゃありません。誰かの食卓を、笑顔にすることです。
そのために、20年かけて、こだわり続けてきました。
コロンブスの茶卵を、ご家庭で試してみる。
[ 商品ページを見る → ]
※コロンブスの茶卵は、お客さまからのご要望をきっかけに開発された卵ですが、卵アレルギーの方の症状改善や予防を目的とした商品ではありません。卵アレルギーをお持ちの方は、必ず医師にご相談のうえお召し上がりください。
関連記事 → コロンブスの茶卵の物語を読む → 茶卵で作る、最高の卵かけご飯。3つのコツ → 卵屋が、なぜスイーツを作るのか

